スケールアップ試作:サンスクリーンプロ開発秘話

こんにちは、スタッフKooです。

前回までにお話したように、SPF40を目指したエコーレアらしいサンスクリーン剤を検討していきました。製品企画担当の人達と使用試験を重ね、使い心地も問題ないだろうと結論しました。
サンスクリーン剤に表示するSPF値やPA値は最終的には、専門機関を通じてヒトにより公正な試験を行った上で、表示できる数値やレベルが決定します。もちろん、開発の途中段階でも、実際にヒトによる公正な試験を行う方が良いのかもしれませんが、その分被験者に負担を増やすことになるでしょうし、実はお金もかかったりします。ケチったというわけではありませんが、開発費が製品売値にも影響がないとは言えません。ヒトによる試験の代わりに、いわばプレ実験のような設備を使わせていただくことができ、SPF値とPAの値の目安を測定することができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。

サンスクリーンプロ 試作 01

というわけで使用感もSPF値等の目安もついたので、工場の乳化釜(小)で試作することになりました。エコーレアには、今回のようなスケールアップ試作の時に使えたり、より新鮮な製品を小さい量でも生産できるように、乳化釜(小)を持っています。なんと、乳化釜にニックネームがあるんですよ。
その乳化釜(小)で無事試作が終わり、見本のチューブへ実機の充填機を使って充填する試験も兼ねて、「製品と同じ形で真っ白けチューブ入り」の試作品ができあがりました。まるで嫁入り前の娘のようです。

ああよかったね、本当のSPF試験はいつ頼む??・・・なんて話をしていたのも束の間。束の間、って実際どのくらいの時間なのでしょう?

結論から言うとどうも、不安定な中身を作ってしまったようなのです。何が悪かったか?ってもちろん、私の設計が悪かったのです(泣)。でも泣いている場合ではありません。

続く

サンスクリーンプロ 商品紹介ページエコーレアオンラインショップにサンスクリーンプロの詳しい説明のページをつくりました。こちらもご覧ください。

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