せっけんの原料についてのお話 その2

みなさん こんにちは! Fです!
前回に引き続き第2弾をお送りしたいと思います。

今回は、油脂の構成要素である脂肪酸の種類と性質について書いてみたいと思います。

せっけんをつくるには、原料である油脂から脂肪酸を取り出して、その性質を使い分けます。脂肪酸は、それを構成する炭素の数によって性質が異なります。
炭素数が10以下では洗浄力が弱く、20以上になると水に溶けにくいのでせっけんに適したものは限られます。

C-14ミリスチン酸(起源原料=ヤシ、パーム核)
せっけんにした場合、水に溶けやすく洗浄力も優れています。
C-18ステアリン酸(起源原料=牛脂)
せっけんにした場合、水には溶け難いですが洗浄力は抜群に優れています。

せっけん作りには、原料の油脂と脂肪酸の性質を上手に組み合わせることがとても大切になってきます。