「香害」って知っていますか?

先日、新聞で

日本に新しい公害が生まれています。その名は「香害」

という紙面を見ましたが、これは、ある石けんメーカーの広告でした。私もこのブログ記事を書いている途中だったのですが、(表現の強さは別として)思っていることは似ているなと思いました。

さて、以下が書いていた文章です。

「香害」って知っていますか?公害ではありません。香害です。「香りの害って?」と思う人もまだまだ多いと思います。柔軟剤や消臭除菌スプレーなどの強い香りによる健康被害のこと。10年以上前から(香害とは言われていませんでしたが)ちらちら聞いていましたが、昨年(2017年)夏〜秋あたりから、ネットでもよく見るようになってきました。

以前から「柔軟剤の香りを嗅ぐと頭痛がする」という人は少なくありませんでした。無香料の洗剤を探してヱスケー石鹸にたどり着いた方から、エコーレアのオンラインショップからお問い合わせを頂いたりすることもありました。
テレビで柔軟剤のCMが頻繁に流されるようになってから「満員電車やエレベーターで周りの人の服から柔軟剤の香りが流れてくると頭が痛くなる」「マンションのベランダに干された、隣人の洗濯物から流れてくる柔軟剤の香りで、咳がとまらない」というお話を聞く機会が増えたのです。

昔は柔軟剤の香りはそこまで強いものではありませんでしたが、10数年前に海外製の強い香りが付いた柔軟剤が人気商品になりました。それから国内メーカーも同様の香りの強い柔軟剤を発売し始めました。それらに使われているのは、化学的につくられた香料が多いのです。化学物質が健康に及ぼす影響はまだ十分に解明されたとは言えず、その香りや先入観で症状が出ているのではないかという意見もあります。

ヘビーな意見では「香りを持続させるために香り成分をカプセルに入れているが、そのカプセルが非常に健康に悪い」というものが結構ありました。カプセルの成分が「毒」と書いてあるものもありました。

実際に「毒」なのかはわかりませんが、その香りを嗅ぐことで体調が悪くなる人がいるのは確かなようです。そのような人のために、あまりに強烈な柔軟剤は使わないという選択肢もあるのかなと思っています。

まぁ、私の場合は吸水性が落ちるので柔軟剤は使いません。今度、実際に実験して写真を撮ろうと思っているのですが、柔軟剤を使ったタオルは水を吸わなくなります。まったくではありませんよ、柔軟剤を使わないタオルとの比較でです。

香りで飾るのもアリだと思いますが、あまりに強い香りは他人の頭痛の原因になるかもしれないし、意図とは違って逆効果になってしまうかもしれません。
兎にも角にも「過ぎたるは及ばざるが如し」なんだと思います。