使用成分の「水添レシチン」と「ステアリン酸」は合成界面活性剤ではないのですか?

大豆に含まれる「レシチン」は、とても不安定で酸化しやすいので「水素」を添加し「水添レシチン」という安定した形にして使用しています。
この「水素添加」という方法は、安定性が悪く酸化しやすい食品やオイルなどに広く使われています。
マーガリンなどは、この水素添加された油脂で作られていますが、一般的に「合成油脂」という表現はしません。

化粧品原料としての合成界面活性剤とは、界面活性作用のない原料(パーム油、ヤシ油等)に、特殊な条件下でさまざまな化学反応を経て、界面活性作用を起こさせるため、天然物質とは明らかに異なる構造を持っています。
一方、「水添レシチン」は、もともと界面活性作用を持つ天然物質「レシチン」に水素添加し、安定させたものです。したがって、天然物質と変わらない構造で、一般的に言われる合成界面活性剤とは異なる物質です。

次に「ステアリン酸」ですが、確かに「ステアリン酸グリセリド」「ステアリン酸ジエタノールアミド」など「ステアリン酸」という名前が付いた「合成界面活性剤」はたくさんあります。
しかし、エコーレアで使用している「ステアリン酸」は脂肪酸に分類され、油脂に含まれている成分のひとつで、これを精製したものを原料としています。
この原料(ステアリン酸)を「肌にやさしい日やけ止め」では、「水酸化K」と混ぜて、石けんにし乳化を行っています。
簡単に言うと「肌にやさしい日やけ止め」に使っている「ステアリン酸」は、石けんの原料となる脂肪酸のことで、「合成界面活性剤」ではありません。

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